ローリング
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ローリング (rolling) は、乗り物など前後・左右・上下が決まった物体が、前後を軸(X軸)として回転(あるいは傾斜)すること。ロール (roll) とも。なお、左右を軸(Y軸))にした回転がピッチング (pitching) またはピッチ (pitch)、上下を軸(Z軸)にした回転がヨーイング (yawing) またはヨー (yaw) である。
「左右に回転」と表現されることもあるが、ローリングはX軸回転であり、一方、Z軸回転であるヨーイングも左右の回転と言える(機首は水平面で左右に動く)ので、注意が必要である。
特に、航空機、船舶、自動車について言うことが多く、ロール量は角度で表される。ロール方向の動きに制限の少ない航空機では、90度、180度、360度ロールなども可能である。
なお、路面、線路の傾き(カント)や、二輪車で車体を傾ける操作など、ロール方向の傾斜をバンク(bank)と呼ぶこともある。
[編集] ローリングの制御
飛行機は、エルロンを使って、ロールを制御する(ロールさせる、あるいはロールを抑える)。
船舶では、スタビライザーでロールを抑える。能動的に制御することは少ないが、後述する、旋回時のローリングを利用して、舵でロールを制御することもある。
自転車やオートバイでは、体重移動でロールを制御する。(ただし、これはあまりローリングとは言わない)
[編集] 旋回によるローリング
自動車、鉄道車両、下部が地面、レールに接しており、重心位置はそれよりも高いため、旋回すると遠心力により、タイヤやサスペンションのばねがたわみ、車体上部が外側に傾斜する。船舶も同様であるが、満載時のタンカーなど、喫水が深く、重心位置が水面に近い場合はロールは起こりにくく、また、プレジャーボートのように、船底がV形の場合は内側(旋回中心側)に傾斜する。
一方、航空機ではそのような効果はなく、外側の行程(移動距離)が増え、速度が上がるため揚力が増して上昇し、内側にロールしようとする。ただし、通常はエルロンの操作によりローリングを抑える。

