仮面ライダーキバ

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仮面ライダーキバ』(かめんライダーキバ)は、2008年(平成20年)1月27日からテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放映されている、「平成仮面ライダーシリーズ」第9作目となる特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。字幕放送地上デジタル放送では16:9サイズのハイビジョン制作(アナログ放送はレターボックス放送)。また、仮面ライダーシリーズとしては初めてデータ放送に対応した(内容は炎神戦隊ゴーオンジャーと同様)。キャッチコピーは「覚醒(ウェイクアップ)! 運命(さだめ)の鎖を解き放て!!」。


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平成仮面ライダーシリーズ
通番 題名 放映期間
第8作 仮面ライダー電王 2007年1月
~2008年1月
第9作 仮面ライダーキバ 2008年1月

目次

あらすじ

1986年。世間には人間に化け人間の生命エネルギー・ライフエナジーを吸って生きるモンスター・ファンガイア族が跳梁跋扈し、それに気づいた数少ない人々がファンガイアと戦いを繰り広げていた。ある日、腕利きのファンガイアハンターである麻生ゆりはターゲットであるファンガイアを追い詰めたものの、彼女に惚れたらしい1人の男の乱入により取り逃がす。ゆりの叱責を気にもせず彼女を口説きにかかる男の名は、紅音也。腕利きのバイオリン製作者にして天才バイオリニストである彼は、こうしてファンガイアの存在を知ることとなる。

それから22年経った2008年。ゴーグルにマスクという奇妙な姿で、ゴミを漁っては魚の骨を拾って回る怪しげな青年がいた。彼の名は紅渡。音也の息子である彼は、父の遺したバイオリン「ブラッディ・ローズ」を超えるバイオリンを作るためにバイオリン職人として修行を続けていたが、他人との接触を極端に嫌う内気な性格のためあちこちでトラブルを起こしていた。

そんなとき、22年前に逃がしたファンガイアが再び出現。ゆりの娘であるファンガイアハンター・麻生恵が戦いを挑むものの、その力に圧倒され危機に陥る。そのとき「ブラッディ・ローズ」の弦が突如として震え始め、それを聞いた渡は本能に突き動かされるようにファンガイアのもとに向かう。奇妙な姿をしたコウモリ・キバットが渡に噛み付いた瞬間渡の身体は鎧に包まれ、異形の姿=仮面ライダーキバへと変貌を遂げた。

概要

特徴

平成仮面ライダーシリーズ9作目。石ノ森章太郎生誕70周年の記念作でもある。仮面ライダーのモチーフには「吸血鬼」を採用し、随所に西洋ホラー的な要素・演出が取り入られている。

構成上の大きな特徴として挙げられるのが、紅渡を主人公にした現在(2008年)と、その父である紅音也を主人公にした過去(1986年)のストーリーが独立して存在し、それぞれが並行して描かれる事である。過去と現在の展開がオーバーラップしたり、現代で「結果」だけ提示された事象の経緯が過去で解説されたりと、一見関係のない親子二人の物語が密接に絡み合い、過去が現在に影響を与えながらストーリーは展開していく。

スタッフ・配役

前作『仮面ライダー電王』をはじめ、多くの平成ライダーシリーズでチーフプロデューサーを務めた白倉伸一郎が、本作には不参加。代わって、白倉の下で長くサブプロデューサーを務めてきた武部直美が、連続ドラマでは初のチーフPを担当する。メインライターは、第1話からとしては『仮面ライダー555』以来5年ぶりに井上敏樹が復帰。クリーチャーデザインは、こちらも『555』以来となる篠原保が担当する。

音楽

クラシック音楽出身で、アニメや宝塚歌劇などで活躍する作曲家・斉藤恒芳を、実写ドラマでは初の劇伴音楽担当に起用。ヴァイオリンが大きなテーマを占める物語にあわせ、弦楽器をフルに使ったクラシック調のBGMが多く流れ、要所では既存のクラシックの名曲も使用される。また過去編パートでは、当時のアイドルや歌手による流行歌もBGMに用いられ、1986年当時の雰囲気を引き出すのに一役買っている。

また、前作『電王』で好評だったED(戦闘シーン挿入歌)のキャラクターソング戦術を引き継ぎ、本作でも各ライダー・フォームごとに固有のEDが使用される。それぞれのキャラクターを演じる俳優・声優によって歌い分けられた『電王』と異なり、本作では主演の瀬戸康史をヴォーカルにおいたバンド「TETRA-FANG」が結成され、全てのキャラクターソングをTETRA-FANG名義で瀬戸が歌っている。

主要登場人物

現代編(2008年)の登場人物

紅渡(くれない わたる) / 仮面ライダーキバ
20歳。本作の主人公。父親である音也のことは知らないが、母からは「心清く誠実な人間だった」と聞かされて育ち、憧れの念を抱いている。バイオリン職人であり、父の遺した名器「ブラッディ・ローズ」を超えるバイオリンを作るために試行錯誤を繰り返している。しかし不審な行動をとることも多く、近隣の住民からは「お化け太郎」と呼ばれ変人扱いされている。性格は極端な気弱で、人見知りが激しく、普段は洋館に引きこもっている。その為、仕事も静香が斡旋するという形で成り立っている(ただし腕自身はプロ級)。したがって、人と接する機会が少なかったためか、感情の起伏が激しく、失恋ですら上機嫌に成ったり、逆に心が傷つくと直ぐに塞ぎこんでしまう。また健吾の例があるように、相手への気を使った発言が、逆に裏目に出てしまうこともある。
キバへの変身能力の他、「人の心の音楽」を聞き取って居場所を突き止めるなど、時に超人的な力を見せるが、渡自身はそれが特殊な力であることを認識しておらず、戦いも「ブラッディ・ローズ」の音に従って本能的に行っているだけで、何故自分がファンガイアと戦うのかは本人も解っていない。外の世界の厳しさに晒されつつも、戦いや恵、健吾たちとの交流を通して人間的に少しずつ成長していく。
後に音也と真夜の間に生まれた、人間とファンガイアのハーフである事が判明する。その立場から、両種族の共存を望み、青空の会のメンバーに事実を告白する。一時は敵視されるも、嶋が考え直した事により会の正式な協力者となる。
麻生恵(あそう めぐみ)
1987年12月29日生まれ(山羊座)の21歳。現代編のヒロイン。嶋をリーダーとするファンガイアハンター組織「素晴らしき青空の会[1]」の一員で、普段はモデルをしているが、そのお洒落なイメージとは裏腹に定食屋の定食を好む。ファンガイアバスターという小型のボウガン形の暗器を武器に使う。
社交的かつ勝ち気な性格で、内に篭もりがちな渡を見咎め社会に出るようしばしば叱咤する。渡に関しては「君」と呼ぶが、渡の居ない所では「渡君」と話している。母のゆりを尊敬し、ハンターとして彼女の遺志を継ごうと努力を重ねており、その思いから自分の正義の為に自分の親を平然と死に追いやった名護を快く思っていない(ただし実力は評価している)。光秀という弟がおり、本来は彼がゆりの後を継ぎハンターになるはずだったが、戦う意思のなかった弟に代わりハンターになった。それゆえ、「母の後を継ぐ」という戦士としての意識は非常に強く、イクサシステムの着用を望んでいる。
名護啓介(なご けいすけ) / 仮面ライダーイクサ(現代編)
22歳。「素晴らしき青空の会」のメンバーで、ファンガイアに限らず世界中の犯罪者を追って懸賞金を稼いでいるバウンティ・ハンター。得た賞金は全額恵まれない子供たちに寄付し、そのかわりに捕まえた賞金首の衣服から必ずボタンを取って保存する。「~なさい」が口癖で変身時の台詞は「その命、神に返しなさい!」。
自分が「罪」とみなした存在を決して許さず立ち向かう正義感の持ち主だが、その「罪」の基準は非常に主観的であり、どんな些細な間違いであろうと故意・過失関係なく否定する。その信念から議員だった実の父ですら、わずかな書類上のミスを汚職として告発して自殺に追い込んだ過去があり、その際の父との衝突がボタンを収集する行動につながっている。
一見すると強く高潔な人物であり、渡からも「師匠」と慕われた程だが、その実「弱い者の上に立って気持ちよくなりたいだけ」と恵に指摘されるように、非常に慇懃無礼な面があり、自分より弱いと見た者は見下しがち。他者の価値観を決して認めず、己の正義と力こそが絶対と信じ、それを崩されると極端に取り乱す悪癖があり、渡からも一時期距離を置かれていた。また、生真面目すぎる性格ゆえに酒や音楽などの娯楽物を毛嫌いしており、やや世間の常識からずれた行動をすることもしばしばである。恋愛経験もない様子。次狼によって1986年に連れて行かれたことがあり、嶋と木戸を除いた現代編の登場人物の中では唯一、過去編の人物と直接接触を持っている。
当初はキバを「人類の敵」と考え、激しい敵対心から卑怯な手を使っても倒そうと画策していたが、キバに敗れたこと、過去で音也の唱える「遊び心」に感化されたことで、徐々に態度を軟化させていくようになる。そしてそれ以降段々とノリのいい性格になっていった。そして後にキバの正体が渡だと知ることとなり「彼ならば人類の敵になる心配はない」と信じることを決め、共に戦うこととなった。また健吾にイクサの装着者の座を奪われた際、当初は良く思ってなかったものの、彼なりに心配する様子を見せており、他者にも目を向けるようになっている。
後に健吾がイクサ装着者の資格を剥奪されたため、再びイクサの装着者となる。
野村静香(のむら しずか)
14歳。渡にバイオリンを習うため彼の住む洋館に出入りする中学生。誰に対してもはっきりと物を言うしっかり者。「渡のお母さん」を名乗り、あまりにも社交性のない渡を社会に溶け込ませようと、バイオリン職人としての仕事を斡旋するなど積極的に世話を焼いている。あまりにも渡を思いやるあまりに少々過保護な面があり、それを恵に指摘されたときには涙ぐむなど、素顔は歳相応の少女である。また、かなり嫉妬深い。キバやファンガイアのことは知らないが、キバットの存在は認知しており、突如現れたタツロットもあっさり受け入れている。
実はドラムが得意という隠れた一面を持っており、渡と共々健吾のバンド「イケメンズ」に加入した時はドラマーとして健吾にも太鼓判を押されたことがある。
襟立健吾(えりたて けんご)
21歳。メジャーデビューし「音楽で人をジンジンさせる」ことを夢見るロックンローラー関西弁(但し出身は東京で、関西弁はシャイな自分の素の性格を隠すために身につけたもの)で、得意料理はお好み焼き。バンド「イケメンズ」を結成しひたすら夢を追い続けていたが、その強引さに愛想を尽かした他のバンドメンバーに逃げられて困っていた。後にロックに興味を持った渡と出会い、意気投合して親友になる。ちなみにパートはギタリスト(「イケメンズ」加入時には渡をベース担当にした)。
考えるより先にその場の感情で動いてしまうタイプで、それにより強引かつ自己中心的な言動も多い。しかし興奮がおさまれば思慮分別をわきまえた行動が必ずでき、その実は気のいい好漢である。また音楽に賭ける情熱は渡にも引けを取らないほど強く、それ故にジャンルこそ違うが渡の腕や夢についても高い評価をしている。
自分が良いと思ったものを何でもロックにこじつけて解釈する癖があり、キバや名護=イクサに命を救われたことで彼らを勝手に崇拝し、名護に強引に弟子入りする。その縁から「素晴らしき青空の会」の暫定メンバーとなったが、ファンガイアとの戦いによる負傷でギターを弾けなくなり、それを隠そうとした渡や自分に関心を示さず突き放した名護とも絶交してしまう。
絶望し泣き崩れていたところを嶋に拾われ、戦士としての訓練を受け名護以上の戦闘能力を獲得。正式な青空の会のメンバーとなったが、その性格は以前とはうってかわって、排他的かつ好戦的となってしまう。後に名護に代わって一時的にイクサの装着者となったが、自制心が欠如していた点から見限られてしまう。それにより自らの行いを反省し、名護とともに渡を救おうとする。
キバットバットIII世(-さんせい)
キバット族の名門・キバットバット家の三代目を名乗るコウモリのモンスター。通称キバット。基本カラーは金。渡に噛みつくことでキバに変身する力を与える。普段はバイオリン型の巣箱の中に居る。「キバっていくぜ!」が決め台詞。
人の頭程度のサイズだが、アームズモンスターには「闇の盟約」を結ばせて封じ込め、巨大なドラン族モンスターを封印の呪術で使役するなどその力は未知数。戦闘時にはアームズモンスターや渡自身の活性化した魔皇力の暴走を防ぐため、キバットベルトから魔皇力の制御を行う役割を果たす。また猛スピードと鋭い爪を活かして白兵戦もこなし、時にはベルトから離れて自らファンガイアに戦いを挑む。さらにフエッスルを吹き鳴らしたり武器に噛みついたりするなど、キバの戦闘においてはなくてはならない存在。
気取り屋だが悪い性格ではなく、基本的に軽妙な語り口で場を和ませる。渡にとっては全く気兼ねせず自由に会話ができる数少ない相手であり、主に風呂場でしばしば話し込んでいる。ヨーロッパの芸術文化に詳しく、毎回アバンタイトルのナレーションで薀蓄を披露している。本人は特に「描く肖像画の首が長くて噛み易そう」という理由でアメデオ・モディリアーニの絵を好む。また、時にアニメの人物や著名人のセリフを引用する事もある。モンスターには珍しく人間に対しては世話好きであり、渡や静香とも仲が良く恵のことも「モディリアーニのお姉ちゃん」として好んでいるが、本来ファンガイアに仕えるキバットバット家が、人間の味方をしている理由は不明。一方アームズモンスターは道具としか見ていない。
魔皇龍タツロット(まおうりゅう-)
小型のドラン族モンスター・『ゴルディ・ワイバーン』をベースにした、黄金のの改造モンスター。キバの鎧を拘束する全ての封印の鎖・カテナを解き放ち、キバをエンペラーフォームへとファイナルウェイクアップ(究極覚醒)させる禁断のキーとしての役割を果たす。キャッスルドランの中で眠っていたが、キバの適格者である渡の感情の高ぶりに呼応して覚醒。その後はキバットとともに紅家に居候している。タツロットフエッスルによって召喚することができるが、タツロット本人の意思で勝手に出てくることが多い。よってアームズモンスターと違いキバとキバットがフエッスルを吹けない状況でも駆けつける事が出来る。「びゅんびゅーん!」または「テンション、フォルテッシモ!」が決め台詞。
戦闘時はエンペラーフォームとなったキバの左腕に出現した真紅の止まり木・パワールーストに止まっているが、尾部のアームズコネクターによってモンスターアームズにコネクトすることも可能。背中には特殊な回転盤・インペリアルスロットが装備されており、キバが頭部の角・ホーントリガーを引くことでスロットを回転、出現した図柄によってキバやモンスターアームズのいずれかに増幅魔皇力を注入し、強化必殺技・フィーバー技を発動させることが可能。また、口内にある銃口・マウスマズルからは、7000℃の高熱火炎や増幅魔皇力によるエネルギー弾を発射する。また登場時には、キバットを遥かに凌ぐ高速で飛翔し、両翼・タツロットウイングで敵を切りつける技・タツロットカッターによってキバをサポートする。
他者に対しては常に丁寧語で話すが、常にやたらとハイテンションなお調子者。キバット同様人間に対しても好意的で、渡とはキバットと共に風呂場でしばしば話し込むようになる。

過去編(1986年)の登場人物

紅音也(くれない おとや) / 仮面ライダーイクサ(過去編)
23歳。1963年10月8日生まれ。過去編の主人公であり、後に渡の父親となる男。音楽と女性をこよなく愛する天才バイオリニスト。そのバイオリンの腕は圧倒的で、聴く者全ての心を奪う。性格はキザかつ底抜けの自信家であり、かなりの女好きで女性を見れば見境なく声をかける。さらに毎晩豪遊しては自分の演奏を聞かせて代金を踏み倒すという、非常にデタラメな私生活を送っており、他人に迷惑をかけてもどこ吹く風、己の欲望のままに生きている奔放かついい加減な男。しかし本気で惚れた女や音楽に対しては真摯であり、「人の心は音楽を奏でている」と語り、音楽を冒涜する者には激しい怒りを見せる。また、ファンガイアに遭遇しようと大切なもののため全くひるまず立ち向かう強い心を持ち併せている。コーヒー糸コンニャクが苦手でカナヅチ。
偶然遭遇したゆりに惚れ、しつこくつきまとって口説くがまったく相手にされない。そんな中ファンガイアや「素晴らしき青空の会」の存在を知り、ゆりの傍にいたいがために青空の会への入会を希望するも失敗。そんな中次狼の正体と野望を知り、ゆりを守るため単身戦いを挑む。彼の優しさは遂にゆりの心を開くことに成功し、ゆりの心が離れたことで彼女の前から去った次狼に替わって「素晴らしき青空の会」のイクサ装着者となった。
後に自分が真夜に好意を寄せていた事を告白する。
その性格上、彼によって人生を狂わされた人間もいれば、改心するファンガイアもいるなど、良し悪しは別としてその存在が周囲の人物に何らかの影響を与えている。これらは連鎖的に22年後の自分の息子の渡へと伝わり、彼の成長の要因となっている。現代編では故人と思わせる描写がされているが、明言はされていない。
麻生ゆり(あそう-)
20歳。過去編のヒロインで、後に恵の母となる。現代編では故人。「素晴らしき青空の会」に所属するファンガイアハンターであり、普段は「カフェ・マル・ダムール」のウェイトレスをしている。サーベル状の暗器・ファンガイアスレイヤーを武器に戦う。イクサシステムの開発者であった母の茜をルークに殺されており、それによりイクサを装着してのファンガイア討伐を強く望むも、イクサのロールアウト後はシステムの副作用から装着者には選ばれなかった。男勝りな口調で職務に対しては非常にストイックだが、心やさしい女性。極度の犬嫌いで、生後数ヶ月の子犬にすらおびえて近づけないほど。またルークの事になると冷静さを失い、周りが見えなくなることがある。
任務中に偶然出会った音也に惚れられつきまとわれているが、当初は自堕落な音也を嫌って常に冷たくあしらう一方で次狼の強さに心惹かれ、彼の正体を知らぬまま恋人関係となった。しかしその後音也の優しさに惹かれていき彼女の心は音也へと移り、その正体を知った次狼と別れ音也と交際・同棲を開始する。後に音也やアームズモンスターらの協力でルークを倒すことに成功し、順風満帆に行くかと思われたが、音也が次第に真夜に魅入られていく様子を見て心をかき乱される。
キバットバットII世(-にせい)
キバットバットIII世の父で、キバットバット家の二代目を名乗るコウモリのモンスター。通称キバットII世。基本カラーは黒と赤。元々キバットバット家がファンガイアのキング、クイーンに仕える家系であるため、クイーンの命によって「闇のキバ」の適格者であるキングに付き従い、ダークキバに変身する力を与える。口癖は「ありがたく思え!」、決め台詞は「絶滅タイムだ!」。
陽気なキバットとは違いクールかつ厳格な性格。自分の使命に命を賭ける高いプライドを持ち、他種族のモンスターを見下している。後に音也とは面識を持つようになり、息子であるキバットに彼についての情報を与えていたようだ。

現代編・過去編共通の登場人物

木戸明(きど あきら)
55歳(過去編33歳)。「素晴らしき青空の会」の溜り場でもある喫茶「カフェ・マル・ダムール」のマスター。元々老け顔なので現代・過去両編で容姿はあまり変わらず、それぞれにおいての差異はかけている眼鏡のみ。コーヒーのブレンドの腕は一流で、次狼が1万円を出すほど。過去・現在編通してラブラドール・レトリバーのブルマンを飼っている。太りにくい体質で、嶋とは22年前から毎日体脂肪率を測って競争をしているが、本人は恰幅のいい中年男性に憧れている。
普段は温厚な性格だが、コーヒーを飲み残そうとする相手には「飲まないとシバく」とまで言い切るほど。しかし基本的にお人よしなので、コーヒーを飲まないながらもよく訪れる音也に関しては「ツケ」させている程の優しさを持つ。おニャン子クラブ、特に山本スーザン久美子の大ファン。
嶋護(しま まもる)
55歳(過去編33歳)。「素晴らしき青空の会」を率いるリーダー。過去編では長髪。カフェ・マル・ダムールの常連。現代編では短髪。過去編ほどマル・ダムールには立ち寄らず、ほとんどの時間をスポーツジムにこもってトレーニングに費やしている。キバに対しては「ファンガイア以上の危険な存在」になる可能性もあると考えているが、現時点では静観している。
次第に、自分の非を省みず独善的な行動をとり続ける名護が、イクサシステムの装着者である事に危険を感じ取り、イクサシステムを託せないと厳しく非難したが、彼が自分の問題点を自覚した(ように装った)事で許した。その後、絶望に満ちた襟立を拾い、「青空の会」の戦士として育てた。だが彼がチェックメイトフォーに敗れ、自らの非を認めない等の理由から彼に解雇宣告をした。
実は太牙の育ての親であり、彼は自分なりに人間らしく育てたつもりらしいが、太牙には自分をモルモット同様に扱ったと非難している。そして太牙が暴走した時に背中を負傷、以来両者とも愛憎入り混じった感情を抱いている。その為、人間とファンガイアの共存は不可能と確信しており、渡にその血が流れている事を知ると態度を豹変、部下に抹殺命令を下し、太牙に共闘を持ちかけた(ただし拒否された)。しかし、部下たちの哀願により考えを改め、渡に自分が出来なかった事への可能性を抱くようになる。
後にサンゲイザーファンガイアに襲われた際に意識不明となるが、太牙によって救われる。しかし太牙によってサンゲイザーファンガイアと融合させられてしまう。
サンゲイザーファンガイア
リザードクラスに属するヨロイトカゲを彷彿とさせるファンガイア。堅牢な鎧のようなウロコによって凄まじい防御力を誇り、パワー、スピードも最高クラスを誇る強力なファンガイア。後に太牙の命で嶋を襲撃、このファンガイアによって瀕死の重傷を負った嶋を太牙が救うと言う名目で、嶋と融合させられた。

アームズモンスター

キバに使役される3体のモンスター。全員がファンガイアとは異なる種族で、キバットと異なり普段はそれぞれ固有の人間態をとっている。元々はファンガイア同様人間のライフエナジーを糧とするモンスターだが、それぞれの種族はファンガイアによって滅ぼされており、彼らが最後の生き残りである。過去編(1986年時点)では人間社会に溶け込んで生活していた。中盤でキングに目を付けられ、音也を殺す事を条件に見逃してもらう約束をする。しかし、本人たちの気付かぬうちに音也との友情が厚くなっており、躊躇して失敗。そしてキングに彫像態として封印されてしまう。 後にエネルギー蓄積兼防御形態である彫像態と、キバの武器形態の2つに変身する能力を半強制的に付加される「闇の盟約」をキバットと結び、キャッスルドラン(後述)の中に幽閉されることとなった。ゆえに現代編では盟約に従い、それぞれに対応したフエッスルで召喚された者のみがキバの戦力として外出することを許されている。召喚された際は彫像態でドランから射出され、武器形態へとメタモルフォーゼすることでキバをフォームチェンジさせる。なお、彼らの会話から城の主=渡が死ねば解放されるらしいが、次狼は音也との「約束」があるらしくそれを良しとしない。

次狼(じろう)
ルーク=ライオンファンガイアによって滅ぼされたウルフェン族最強の戦士にして最後の生き残りで、3体のリーダー的存在。普段はワイルドな風貌の青年の外見をとっている。現代編ではタキシードを着崩しキャッスルドランに幽閉され、他の2体とともに延々と暇潰しのゲームに興じている。幽閉されている立場であるが、「時の扉」を独断で使用するなどある程度の権限はもっている模様。それらの行動は上記の「約束」に関係しており、「素晴らしき青空の会」の存続を目的としているらしい。また、一時的に外の世界に出て干渉する事も可能。人間より嗅覚が発達しており、遠く離れた特定の人間の匂いも嗅ぎ分けてしまう。音也からはその正体から「子犬」、「ワンちゃん」と呼ばれている。
基本的に態度や口調はクールだが、気に入らない相手には口より先に手が出るタイプ。また自分の障害となる音也と共闘を提案するなど、目的の為なら自分のプライドも厭わない。コーヒーが大好物で並々ならぬこだわりを持っており、口に合わないコーヒーには決して金を払おうとしないが、認めたコーヒーには高い金を平気で支払う。また美味いコーヒーを飲んだ人間のライフエナジーをも好物とする。
過去編では一族を再興させることに執念を燃やし、人間と交わることにより種族を増やそうとしている。「カフェ・マル・ダムール」のブレンドコーヒーに惚れ込んで常連客となり、一方で同じく常連客を好んで密かに襲っていた。それをきっかけに「素晴らしき青空の会」と関わるようになり、ゆり・嶋に高い戦闘能力を買われメンバーとなった。嶋からイクサシステムを授かることでファンガイアに対抗し、自分に好意を寄せるゆりを、ウルフェンの子孫を産ませるに相応しい強さを持つ女と見込んで籠絡しようと画策したが、ゆりの心が音也へと移っていったことで失敗。ゆりの前で正体を明かし2人とも殺害しようとしたが躊躇してしまい、未遂に終わる。その後ルーク打倒のために彼らと再会するが、やや性格が丸くなり、何度も殺そうとした音也とはケンカ仲間のような関係で、彼とゆりの距離に気を使っている。また現代編においても、中盤から頻繁に外の世界に出て、渡を指導するなど積極的な行動が目立つようになる。ちなみに木戸と同じくおニャン子クラブの大ファンで、ファンクラブにも所属している。その事になると普段の冷静さを失って興奮するお茶目な一面も。
ガルル
次狼の本来の姿である青い狼男。鋭い爪と牙を武器とし、手の爪には引き裂いた人間からライフエナジーを分離させる効果がある。月の満ち欠けにより微妙に力の増減があるらしく、満月の時に最大となる。
ラモン
127歳(過去編105歳)。マーマン族の最後の生き残り。普段はあどけない少年の外見をとっている。現代編ではセーラー服を纏いキャッスルドランに幽閉されている。22年経っても容姿は少年のままである。邪気で人懐っこい性格で「ねえねえ」が口癖。しかし頭の回転が早い野心家であり、他の2体の前やバッシャーフォームでの戦闘中では余裕にあふれた態度をとる。しかし、3体の中では最もキバの力の詳細について疎いようであり、次狼によく尋ねている。
過去編では次狼と異なり一族の運命については半ば諦めているような面を見せ、ファンガイアに自分が殺されて一族を完全に絶やさないよう、力とともに職を転々としながら人間社会に溶け込んで目立たないよう粛々と生活しており、積極的に一族復興を目指す次狼のことは一歩引いた目で見ている。だが、同じ境遇である為か、彼の頼み事を引き受けたり、彼の行動に忠告したりしている。
バッシャー
ラモンの本来の姿である緑色の半魚人。炸裂水弾を風船ガムのように膨らませて放つ能力を持つ。また赤い目は、暗闇でも標的を逃さない暗視ゴーグルとなっている。ライフエナジーの接種方法は不明。
力(リキ)
フランケン族の最後の生き残り。普段は屈強な大男の外見をとっている。現代編では燕尾服を纏いキャッスルドランに幽閉されている。ラモンと行動を共にすることが多い。
他の2体に比べて人間社会に適応出来ておらず、人間の言葉をあまり覚えられていないためほとんど話さない(たまに喋っても片言)。しかし性格は純粋で表情は豊か。人間のことは単なる食料として割り切っているが、後のルーク戦で共闘した音也らとは普通に友人として接している。また怪力を有しており、本来の姿に戻らずとも素手でチェスの駒を握りつぶすことが出来る。首を傾けて音を鳴らす癖がある。
過去編ではラモンとともに職を転々としながら生活。ファンガイアへの恨みは深いが、フランケン族を復興しようと女性に口説こうとしても、すぐふられてその女性のライフエナジーを吸収してしまう為、ラモン同様一族復興に対しては消極的。
ドッガ
力の本来の姿である紫色のフランケンシュタイン。特別な武器・能力は持たないが、頑丈なボディとかなりの怪力を持っている。ライフエナジーは対象の口から直接吸い上げる。またそれとは別に落雷もエネルギーとしている。

ファンガイア

糸矢僚(いとや りょう)
インセクトクラスに属する、クモを彷彿とさせるファンガイア。人間態の姿は長髪の男。ハイテンションな口調と道化師のような大仰な動作で騒ぎ立てる狂人で、自分の目的以外には一切興味は持たない。戦闘時などで感情が高まると、動物のハンドパペットを持ち「チューリッヒヒヒ」「ガーリッククク」と笑いを上げるのが特徴。一度、名護からイクサシステムを奪って変身した事もある。
過去編で自分を倒そうとしたゆりに惚れ込み、自分の花嫁にするために執拗に付け狙っていた。現代編では恵を(ゆりと誤認し)花嫁にしようと画策する。しかしそれによりビショップに裏切り者として認定され、深央をクイーンとして覚醒させるための捨て駒として利用されてしまう事になる。最期はキバのエンペラー・ハウリングスラッシュを受け致命傷を負った挙げ句、覚醒した深央に粛清された。
スパイダーファンガイア
糸矢の本来の姿であり、インセクトクラスに属するクモを彷彿とさせるファンガイア。かなり身が軽く、口から発する糸で相手を捕獲したり、糸を自らの体を縛りつけぶら下がり相手に体当たりする攻撃が得意。

チェックメイトフォー

ファンガイアの中でもトップクラスの実力を持つ者たちの名称。名前の由来はチェスによる詰め「チェックメイト」から。全員が共通して、手のどこかに自身の称号となる紋章が薔薇に飾られたデザインで刻まれている。彼らに秘められた力は先天的なものであり、持ち主が死んでも転生し別の存在に引き継がれる。ルークとビショップは過去・現代ともに同一だが、クイーン、キングは過去、現在で異なる。

ルーク
チェックメイトフォーの『ルーク』の名と称号を持つ。人間態は筋骨隆々とした肉体の男で、紋章は右手の甲にあり、過去編では同じ刺繍がされた革ジャンを着ている。本来の姿に戻らなくても相当な腕力を誇り、口からロケットクローを射出する能力を持つ。「面白いこと」を求め、自分で設定したルールと制限時間に従って人間を襲う「タイムプレイ」を延々と行い、ゲーム感覚で人間のライフエナジーを捕食する。その過程で茜や、次狼を除くウルフェン族を全て殺害した張本人であり、ゆりと次狼には激しい憎悪を抱かれている。基本的には自分のゲームの支障にならない限りターゲット以外は襲わず、ゲームの結果で自分に褒美や罰を与える。
過去編でイクサの特性を利用したゆりの作戦により弱体化し、彼女の変身したイクサのブロウクン・ファングを右肩に受けて致命傷を負い、22年間の永い眠りについた。しかし現代編にて覚醒し、一時的な記憶喪失後再び活動を開始する。再びゲームに興じようとしたが、思いつく限りのタイムプレイをやり尽くしてしまったため、良い事をして天国へ逝く事を思いつき行動を起こす。最期は、恵が変身したイクサのイクサ・ジャッジメントを古傷となった右肩に受け倒された。なお、シリーズ初の女性ライダーに倒された幹部怪人である。
ライオンファンガイア
ルークの本来の姿であり、ライオンを彷彿とさせるビーストクラス最強のファンガイア。『ルーク』の名の通り壁を模した鎧のような皮膚と重戦車のようなパワーを持ち、広範囲に射出することができる指先のロケットクローを武器に戦う。他のファンガイアとはまさに次元が違うほどの実力を持ち、ガルルとイクサ、さらにはバッシャー、ドッガを同時に相手にしてもものともしないほど。また、死んだファンガイアのオーラを集めてサバトとして召喚する能力をも持つ。また、雑誌の写真などでは身の丈程の棍棒を武器に持っているが未使用。
ビショップ
チェックメイトフォーの『ビショップ』の名と称号を持つ。人間態は、夏でも黒いロングコートを着用する長身で眼鏡の男。紋章は左手の甲にあり、そこから発する青色の光で物質を消滅させる。「全てのファンガイアの在り方の管理」が使命で、クイーンやキングの補佐を中心に様々な活動を行う。知略に長けた策略家であり、目的のためなら利用できるものは全て利用する冷酷非情な性格。常に相手に対して謙った態度を取るが、逆にその言動から、彼の高慢さが垣間見える。過去編では真夜の代わりに太牙の教育係をしていたが、多忙のためいなくなることが多かった。
現代編において、ファンガイアの新たなる『キング』を迎え入れる下準備として、現在のクイーンの覚醒を画策。その力を受け継いだ深央に接近し彼女に助言を行うと同時に、恵を愛していたことから裏切り者とみなした糸矢に深央を襲わせることで、防衛本能から彼女の力を覚醒させることを目論んだ。彼女の覚醒後も何度か接触し、自分の立場を自覚するよう忠告している。それは先代クイーン(真夜)の「悲劇」を繰り返さないためらしい。戦闘面においても優秀であり、主に現代編では度々イクサと激戦を繰り広げる。
スワローテイルファンガイア
ビショップの本来の姿であり、アゲハチョウを彷彿とさせるインセクトクラス最強のファンガイア。身軽な動きで相手を撹乱する頭脳プレイを得意とし、口から吐き出す炸薬燐粉を武器に戦う。また剣も使用する。
真夜(まや)
過去編においてチェックメイトフォーの『クイーン』の名と称号を持つ妖艶な女性ファンガイア。フード付きの黒いゴシックなファッションに身を包む。女性と見れば口説きにかかる音也が、初対面で言葉を失ってしまうほどの美貌の持ち主。「人間と結ばれてはならない」というファンガイアの掟を破る者を抹殺する使命を持つ執行人(パニッシャー)。紋章は左掌にあり、そこから発する「制裁の雷」と呼ばれる光で物質を消滅させる。これを使用する際には周囲が闇に包まれるという特徴がある。ルークが一歩引いた対応をする程の実力の持ち主。
芸術に関しては音也にも負けない情熱を持っており、その場を汚す者に対しては憤りを見せる。特にバイオリンに関しては、演奏をヴィヴァルディに、製作をストラディバリから指導されたと自称し、両者においてそれに恥じない腕前を持つ。人間を愛するファンガイアが後を絶たないことから、人間と愛情について興味を抱いており、それを知るために偶然出会った音也と接触、彼と心を通わせるようになる。そして彼に世界に1つしかない彼だけのバイオリンを作ることを提案する。
現代編では「悲劇的な運命」を辿った末に、右目とクイーンの力を失う。一族に追われる身となり、辺境の地で身を隠している。だが、このような生き地獄を本人は後悔していないらしい。
パールシェルファンガイア(ピンク)
真夜の本来の姿であり、真珠貝を彷彿とさせるアクアクラス最強のファンガイア。深央の変身する個体よりもやや大型で、体色はピンクで背中から生えている翼の色は黄金という外観上の差異があり、真名も異なる。
他のファンガイアと比較してやや小型だが、『クイーン』の名に相応しく兵器にも匹敵するほどのパワー、スピードを誇る。身体前部から無数に出現・射出する真珠型の弾丸・パールバレットを武器としており、これらを頭上に王冠状に展開し一斉発射することで標的を粉砕する、クイーンズ・デスパールという技を使用する。
鈴木深央(すずき みお)
現代編においてチェックメイトフォーの『クイーン』の力と称号を受け継いだ少女。紋章の位置、その能力は真夜に順ずる。当初は自分がクイーンであることを知らず、健吾が合コンを開いた焼き肉屋でアルバイトをしていたことから、渡たちと知り合うこととなる。
極端に人見知りをする性格で、他人の前ではまともに会話が出来ず、他人の頼みや勧誘を断れずに周囲に流されてばかりいる。また、人前で極度に緊張してしまうためドジや失敗も多く、あまりのミスの多さに焼き肉屋のアルバイトもクビにされている。かつて同じように他人とのコミュニケーションが苦手だった渡とは互いに惹かれあい、彼や恵の協力のもと少しずつ自分を変えようと努力していたが、そんな中ビショップとの接触、糸矢への憎悪からクイーンとして覚醒してしまう。一時は自分の使命に苦悩し、渡が敵であるキバである事を知って葛藤する。しかし「渡が太牙を倒して、キングになればいい」という深い愛故の残忍な考えを持つようになってしまう。
パールシェルファンガイア(青)
深央の本来の姿であり、アクアクラスに属する真珠貝を彷彿とさせるファンガイア。真夜の変身する個体よりもやや小型で、体色は青で背中から生えている翼の色は黒という外観上の差異があり、真名も異なる。
まったくの同一種であるため、身体能力・使用技はパールシェルファンガイア(真夜)とほぼ同一。ゆえにキバと互角の潜在能力を秘めているが、深央が戦うことに迷いを持っていることから戦闘能力が大幅にスポイルされている。
キング(過去編) / 仮面ライダーダークキバ
過去編におけるキングであり太牙の父親。ロックミュージシャンのような風貌。高慢かつ残忍な性格。自分の息子である太牙を最高傑作と自負している。許婚である真夜に対しては独自の価値観での恋愛感情で接しているが、それを押し付ける傾向が強い為か自分でも気付かぬ内に真夜との距離は離れている。
登太牙(のぼり たいが) / 仮面ライダーサガ
過去編のキングと真夜との間に生まれた息子であり、現代編においては、チェックメイトフォーの『キング』の力と称号、そしてサガの鎧を受け継ぎ、歴代最高峰のキングとして祭り上げられる青年。紋章は右手の甲と掌に2つあり、普段は黒い革手袋でそれを隠している。ファンガイア態は不明であるが、怒ると複数の蛇のようなオーラを具現化させ、相手を威嚇する。
過去編ではキャッスルドラン内部で育てられており、その後、嶋の手により育てられた。「人間の進化(ファンガイアにとっての脅威の発生)の抑制」を使命としており、表向きは巨大投資企業「D&P」の若社長を務めているが、その実態は人類を進化させる新技術を葬るための組織であり、投資を求めてきた科学者などを抹殺することを任務とする。ただし、自分達の利益になるならあえて放置(投資)することもある。基本的にその任務は配下のファンガイアに任せ、対象がファンガイアであるときのみ、サガに変身して粛清する。現在のクイーンである深央とは許婚の関係にあり、彼女に対して過保護な面が見られる。逆に一族の掟を破った自身の母親=真夜に対しては愛憎入り混じった感情を見せる。
渡とは幼少時に一緒に遊んだ幼馴染であり、渡にとっては生まれて初めての友達。ある日突然彼の前から姿を消し数年会っていなかったが、偶然再会。太牙自身も渡を人間であっても親友としてみなしており、久しく再会した現在でも互いに強い友情を抱き続けているが、後に渡の異父兄であることが判明する(以降、渡に「兄さん」と呼ばれる)。人間は家畜・食料としか見ておらず、人間との共存の提案を拒否している。しかし、渡に対しては弟として一族に迎え入れようとしている。
変身時の台詞は「(貴様に)王の判決を言い渡す。死だ!」

仮面ライダー

仮面ライダーキバ

紅渡がキバの鎧をまとった姿。モチーフはヴァンパイア。キバットバットIII世が渡の腕を噛むことで口内の牙・アクティブファングから魔皇力と呼ばれる力の一種・アクティブフォースを注入[2]し、渡に秘められた魔皇力を活性化させることにより変身する[3]。真の姿であるエンペラーフォームの外観から、「黄金のキバ」の別名を持つ。キバの鎧の各所には、魔皇力を増幅させる石・魔皇石が埋め込まれており[3]、これにより変身者の潜在能力を高めるとともに、増幅した魔皇力によるキバの自滅を防ぐ拘束具としての役割を果たす。

対応したフエッスルにより召喚した武器形態のモンスターを使い、それぞれの持つ魔皇力を受けフォームチェンジすることが可能となる。この時それぞれのモンスターの力は体の一部のみに作用しており、キバットの力によってモンスターと魔皇力の暴走を防ぎ渡の制御下におくことで、それぞれのフォームが保たれる。フォームチェンジすると、モンスターの力によって渡の性格に変化が起こるが、人格自体は渡のままで変わらない。

キバフォーム
キバの基本形態。基本カラーは。右脚に取り付けられている拘束具『ヘルズゲート』に巻かれた封印の鎖・『カテナ』を解き放つことでゲートを全開放し、右脚に封印された宙、水、地の三つの巨大魔皇石の能力を引き出すことが可能[3]。武器は使わず、素手での格闘を中心とした戦闘スタイルを取る。また吸血鬼をモチーフとしているためか、逆さ吊りになっての奇襲攻撃も得意とする。
必殺技は『ダークネスムーンブレイク』。キバットが「ウェイクアップ!」のコールとともにウェイクアップフエッスルを吹くことで、右脚のヘルズゲートを全開放、強烈な飛び蹴りを繰り出す。使用すると周囲が三日月が浮かぶ宵闇の風景へと変化し、キック後は周囲の壁や地面に皇帝の紋章=キバの刻印が刻まれる。
ガルルフォーム
キバットが「ガルルセイバー!」のコールとともに、ガルルフエッスルを吹くことで召喚した、ガルルが変化した刀・ガルルセイバーの魔皇力によって変身する形態。基本カラーは。キック力・走力といった脚力に優れる[3]。ガルルセイバーによる剣術を中心とした、スピードを生かした近接戦闘を得意とする。使用頻度も多いが苦戦も目立ち、本編では一度しかファンガイアを倒していない。
必殺技は『ガルル・ハウリングスラッシュ』。キバットが「ガルルバイト!」のコールとともに、ガルルセイバーに噛みつきアクティブフォースを注入、ブレードの切れ味を数十倍にも増幅し、それをキバが口にくわえて飛び掛かり一刀両断にする。他の必殺技と同様発動すると周囲は夜になり、空には満月が輝く。敵は一刀両断にされた直後にガルルの顔の輪郭が光る。
専用武器(モンスターアームズ)
魔獣剣ガルルセイバー
彫像形態のガルルが変身した。ガルルの牙が変化した刀身は、分厚い鉄板であろうと軽々と切り裂く切れ味を誇り、さらに狼のアゴを模したつば部分からは、音波砲・ハウリングショックを発しての中距離戦も可能とする[3]
バッシャーフォーム
キバットが「バッシャーマグナム!」のコールとともに、バッシャーフエッスルを吹くことで召喚した、バッシャーが変化した銃・バッシャーマグナムの魔皇力によって変身する形態。基本カラーは。身体能力は大幅に減退するものの、代わりに視力といった感覚器官が発達しており、さらに水中の酸素を取り込むことによって水中での無限活動も可能となっている[3]。バッシャーマグナムによる銃撃戦に加え、水のない空間にも疑似水中環境・アクアフィールドを生成し、得意な水中戦に持ち込める。
必殺技は『バッシャー・アクアトルネード』。キバットが「バッシャーバイト!」のコールとともに、バッシャーマグナムに噛みつきアクティブフォースを注入、フィンを高速回転させて周囲に生成したアクアフィールドから竜巻を起こし、その竜巻内にアクアバレットを撃ち込むことで射速・追跡性能を大幅に上昇させて敵を撃ち抜く。他の必殺技同様発動すると周囲は夜になり、空には半月が浮かぶ。敵は撃ち抜かれた直後にバッシャーの顔の輪郭が光る。
専用武器(モンスターアームズ)
魔海銃バッシャーマグナム
彫像形態のバッシャーが変身した。水の銃弾・アクアバレットを発射する。アクアバレットは高い威力に加え、キバの意思でその弾道を自在に操れる。また銃身の傍には3枚のフィンが付加されており、銃身安定翼としての役割を果たす[3]他、回転させることで竜巻を発生させることも可能。
ドッガフォーム
キバットが「ドッガハンマー!」のコールとともに、ドッガフエッスルを吹くことで召喚した、ドッガが変化した槌・ドッガハンマーの魔皇力によって変身する形態。基本カラーは。機動力は著しく減退するものの、腕の筋肉はキバフォームの10倍以上にも発達し、それにより各フォーム中最大の腕力を誇る。また全身がドッガの拳が変質してできた装甲に覆われ、防御力も飛躍的に上昇している[3]。相手の攻撃を正面から受け止め、一撃必殺でしとめる近接戦を得意とする。
必殺技は『ドッガ・サンダースラップ』。キバットが「ドッガバイト!」のコールとともに、ドッガハンマーに噛みつきアクティブフォースを注入、槌部分を開きトゥルーアイから放たれた魔皇力で標的を拘束。再び握られた槌部分を天に掲げて雷を発生させ電気エネルギーを蓄積[3]、それにより巨大な拳型オーラを発生させ、ハンマーの動きに合わせてオーラを操作し標的を粉砕する。他の必殺技同様発動すると周囲は夜となり、雷鳴轟く中に朧月が浮かぶ。敵は粉砕された直後ドッガの顔の輪郭が光る。
専用武器(モンスターアームズ)
魔鉄槌ドッガハンマー
彫像形態のドッガが変身した。他の2つの武器よりも一回り大きく、カテナを過剰に使用して[3]その力を制御されている。巨大な拳を模した槌部分は開閉が可能であり、拳を開くと掌の部分に巨大な眼球『トゥルーアイ』が出現する。このトゥルーアイの中央には巨大魔皇石・真実の石がはめ込まれており、ここから放出する魔皇力によって相手の弱点や記憶などを解析したり、相手の身体機能を一定時間麻痺させたりする効果がある。
ドガバキ(ドッガ・ガルル・バッシャー・キバ)フォーム
キバットがガルル、バッシャー、ドッガフエッスルを連続で吹くことでガルル、バッシャー、ドッガを同時に召喚し、3体のモンスターの魔皇力をキバフォームに同時に融合させることで変身する。3フォームの能力・武器とダークネスムーンブレイクの使用と、その名の通り4種類のフォーム全ての能力を兼ね備えている。
非常に強力な反面、1つの器に3体ものモンスターの力を付与しているため、渡やキバットはもちろん3モンスターへの肉体的負担もかなり大きい。さらに最悪の場合、全身の魔皇石があり余るパワーを抑えきれずキバの鎧もろとも自壊し、渡と4体のモンスター全員の生命を脅かす危険性をも秘めており、活動限界時間は最大5分とされている[3]。ゆえにこのドガバキフォームはめったに使用されず、劇中では風邪を引いて調子の出ないキバットが緊急避難的措置として使用したのが唯一。
必殺技はキバフォーム同様の『ダークネスムーンブレイク』。他の3フォームの必殺技は使用できない。なお、ドガバキフォームでの使用時は周囲が闇に包まれることはない。
エンペラーフォーム
タツロットがカテナを解き放ち、ファイナルウェイクアップ(究極覚醒)し変身するキバの本来の形態。基本カラーはへと変色、背中には空中での安定翼としての役割を果たす[3]マントが追加された。キバフォーム時は右脚に封印されていた宙、水、地の三つの巨大魔皇石が胸部に移動、これにより増幅された魔皇力を常時全身に拡散させ、未知数の攻撃力・防御力を獲得している[3]。強大なキック力による足技を駆使した戦法を得意とする。キバへの変身時にタツロットを加えた際にはキバフォームを介せずこのフォームへ変身する。
タツロットの持つ『インペリアルスロット』の機能により、既存の4フォームの必殺技をパワーアップさせた「フィーバー技」を使用可能。劇中では、ダークネスムーンブレイクのフィーバー技『エンペラームーンブレイク』、タツロットの口から炎を放出し敵に斬りかかるガルル・ハウリングスラッシュのフィーバー技『エンペラーハウリングスラッシュ』、タツロットの口から雷のボールを放出し野球の要領で打ち敵を麻痺させるドッガ・サンダースラップのフィーバー技『エンペラーサンダースラップ』が使用された。ザンバットソードを用いて放つ最強の技『ファイナルザンバット斬』は、キバットが「ウェイクアップ!」のコールとともにザンバットのウェイクアップフエッスルを吹くことで発動、剣の刀身に容量限界の魔皇力を一気に蓄積し[3]、赤く輝くブレードで一度に複数の敵を一刀両断にする。なお、同じ技でも複数のバリエーションがある。
専用武器
魔皇剣ザンバットソード
ファンガイアのキングに代々伝わる、「この世に存在する最も強力な剣」と呼ばれる魔剣。巨大な魔皇石の結晶そのものを削り出して刀身としているため、剣を扱う者のライフエナジーや魔皇力に過剰反応しそれを吸収する「命吸う妖剣」[3]であり、剣自体が認めた資格者でなければ扱うことができない。過去編までは用途通りキングが所持していたが、キングがキャッスルドランの中に放棄、現代編にて渡が譲り受けた。渡は剣の資格者として認められはしたものの、渡だけの力では剣の力に負けて自我を失ってしまうため、ガルル・バッシャー・ドッガの3体がコウモリ型幻影モンスター・ザンバットバット(通称ザンバット)へと合体し、ソードに取り付きその力を緩和・抑制することで、キバ専用剣として生まれ変わった。必要時はタツロットの口から召喚される。
刀身をザンバットの牙で研磨することによって、切れ味を極限まで保つとともに、キバの魔皇力がザンバットを介して刀身に一定量注入され、常に最高峰の破壊力を発揮する[3]。直接的な斬撃の他にも、注入された魔皇力を赤いエネルギー刃として飛ばすことも可能。ザンバットはガルルたちの精神体が融合したものだが、これまでのモンスターアームズと違ってキバと意思伝達が可能なため、戦闘ではキバと言葉を交わしてサポートする。
飛翔態
渡の「想い」が最大限に高ぶるとともに、エンペラーフォームに次ぐ更なる覚醒を遂げた、巨大なコウモリ型の形態。歴代ライダー初の人型をしていない形態である。基本カラーは金と赤。三つの巨大魔皇石は頭部に移動し渡の脳髄と直結、これにより渡の魔皇力が極限まで増幅される、キバの最強形態である[3]
エンペラーフォームのマントがそのまま巨大な翼となっており、それにより音速を超える超高速飛行を可能にしている。翼先端部と脚部に装備された巨大なカギ爪は、高威力に加えて衝撃波発生能力をも備え、口腔からは魔皇力から生成した火球を発射し、近・遠距離問わず高い戦闘能力を発揮する[3]。必殺技は口から放つ金色の光線『ブラッディストライク』。

キバのアイテム・武器

キバットベルト
キバットの「止まり木」となるベルト。渡の意思に呼応して腹部にベルトの台座となるキバックルが出現し、キバックルの止まり木・パワールーストにキバットがぶら下がることでキバットベルトとなる[3]。変身後も基本的にキバットはキバックルに逆さになって止まっているが、いざというときはベルトから離れてのサポートも行う。
フエッスル
キバットベルト両サイドのフエッスロットに装備された召喚・覚醒笛。8種類存在し、キバットが吹くことでその種類ごとに様々な効力を発揮する。キバット以外は吹くことができない。
ウェイクアップフエッスル(赤)
キバフォームの必殺技・ダークネスムーンブレイクを発動する、赤いフエッスル。
ガルルフエッスル
ガルル(彫像形態)をキャッスルドランから召喚する青いフエッスル。
バッシャーフエッスル
バッシャー(彫像形態)をキャッスルドランから召喚する緑色のフエッスル。
ドッガフエッスル
ドッガ(彫像形態)をキャッスルドランから召喚する紫色のフエッスル。
ドランフエッスル
キャッスルドランを召喚する茶色いフエッスル。
ブロンフエッスル
ブロンをキャッスルドランから召喚する金色のフエッスル。
タツロットフエッスル
タツロットによってもたらされた、タツロットを召喚する赤と金のフエッスル。
ウェイクアップフエッスル(金)
ザンバットバットとともに出現した金色のフエッスル。必殺技『ファイナルザンバット・斬』を発動する。普段はザンバットの仮面となっている。
マシンキバー
  • 走行速度:520km/h
  • ベース車種:ホンダ・Shadow<750>
キバットから与えられたキバ専用モーターサイクルで、「真紅の鉄馬」の異名を持つ[3]。フロントタイヤカウルに搭載されたクローフィーラーから大自然のエネルギーを取り込み、タンク部のエネルギー蓄積変換装置・ブラッディコンバーターにて魔皇力に変換、超自然エンジン・ブラッディハートにて増幅し動力化することで駆動する[3]。また高速走行中はクローフィーラーからシャドウベールという見えないバリアを発生させ、搭乗者を衝撃や攻撃から守る[3]。馬モンスターの脳がコントロール中枢に使用されており[3]、渡の意思に呼応して自走することも可能。
ブロン
キャッスルドランの奥深くに眠るモアイ像のような黄金の魔像。「ブロンブースター!」のコールとともに、ブロンフエッスルで呼び出すことができる。様々な物質に融合することができ、秘められた魔皇力によって融合したものの性能を向上させる能力を持つ。
ブロンブースター
  • 走行速度:1550km/h
マシンキバーにブロンが融合した姿。14発のブーストユニット・マオーブーストエンジンから生み出される魔皇力によって、走行速度が圧倒的に向上する[3]。通常時はウィリー走行だが、その爆発的な推進力により、地形を問わない高速走行も可能となっている。

キバの使役モンスター

キャッスルドラン
ファンガイアのライフエナジーを捕食する、ドラン族最強の怪物・グレートワイバーンを改造した巨大モンスター[3]。巨大な西洋風の城からドラゴンの頭・尾・四肢が伸びたような外見をしている。年齢は320歳(人間換算で32歳)[3]。普段はキバがファンガイアを倒すと自動的に出現するが、キバットが「キャッスルドラン!」のコールとともに、ドランフエッスルで呼び出すこともできる。普段は渡の住む街付近の高層ビル中層部に擬態している。ただし、音也の魂が出現した時は、何故か地中から出現した。城の内部は居住空間となっており、下階層は捕食したライフエナジーやキバに仕えるモンスターを幽閉する牢獄、天守閣は城主の間、寝室、宴の間などを備えた城主専用の空間『マスターハウス』となっている。
制御のために角と四肢に封印の呪術がかけられた拘束具が装着されており[3]、その副作用として本来獰猛な性格が温厚なものへと変化しているが、シュードラン等他のドラン族と合身することで血が共鳴し合いキャッスルドランの隠された凶暴性が引き出され、戦闘を行うことが可能(キャッスルドランにとっての「ウェイクアップ」)。武器は城左右に装備されているミサイル・マジックミサイルと、ドランプリズンのエネルギーを口から光弾として放つドランポッド。また時空にある程度干渉する能力を持っており、内部にはタイムスリップが可能な「時の扉」があるが、通常開くことは許されていない。また「電王&キバ」では、デンライナーの如く自身も時の砂漠への移動が可能であった。
元々は真夜の持ち物であり、過去編ではファンガイア用の移動活動拠点としてマスターハウス内で赤ん坊であった太牙を養育していたが、現代編ではキバに従えられるモンスターとしてキバットの支配下にある。
シュードラン
ドラン族の幼生獣をベースにした改造モンスター[3]。城の天守閣から赤いドラゴンの頭・両翼が伸びたような外見をしている。80歳(人間換算で8歳)[3]。キバットからは「シューちゃん」と呼ばれている。普段は海中など自然の中に隠れ眠っているが、キャッスルドランが発する咆吼によって召喚される。なおベースとなったドラン族の幼生獣がフエッスルの音波を感知できないため[3]、フエッスルを使用しての召喚は不可能。
キャッスルドランのマスターハウスに合体することで、ドラン族の血が共鳴し合いキャッスルドランの隠された凶暴性を引き出すことができる。またキャッスルドランが落城した際には、このシュードランそのものを脱出機としても使用可能[3]

仮面ライダーイクサ

「素晴らしき青空の会」が、軍事目的で開発されていたものを対ファンガイア用に徹底改修・再設計したパワードスーツを装着した戦士。モチーフは聖職者。基本カラーは白。適合者がベルト型ツール・イクサベルトにジェネレーター発動キー・イクサナックルを装着することで、イクサシステムが装着され変身が完了する。開発者はゆりの母・麻生茜。IXAの名は、『Intercept X Attacker(未知なる驚異=ファンガイアに対する迎撃戦士)』の略称[3]。劇中ではライダーシステム、イクサシステムなどと通称され、電力稼動するシステム『イクサエンジン』によって、装着者の力を数十倍にも高めている。

1986年にロールアウトされ、過去編と現代編の両方で登場。ロールアウト間もない過去編のプロトイクサでは、武装がイクサナックルしかないほか、バーストモードへの変形機能が存在せず動作が非常に不安定で、リジェクションによって装着者の体に命を落としかねないほどの負担を与える欠陥がある。 現代編では、22年間に及ぶファンガイアとの戦闘で得たデータからシステムが熟成され、スーツ全般に徹底改修が行われ完成を迎えた「Ver.X」→「Ver.XI」として登場。外見は22年前から変化はないが、内部性能が大きく向上しており、フエッスル、イクサカリバー、バーストモードへの変形などの武装も充実。装着者に対するリジェクションもほぼ皆無となっている。さらに「Ver.XI」以降はライジングイクサへの強化変身を実現しており、それに伴い口部分が携帯電話型アームズ・イクサライザーへと換装されている。

ツールによる変身システムのため、キバやサガとは異なり、ある程度の戦闘能力を持つ者ならば誰でも変身可能。過去編では紅音也、現代編では名護啓介が主に使用するが、他にも次狼、麻生ゆり・恵の母娘、襟立健吾など、両方の時代において多くの者が変身している。

セーブモード
イクサが変身直後にとる、顔面部のシールドが閉じた第1形態。変身直後にエネルギーが最大流入するため、それによるシステムの自壊を防ぐため、最大時の約60%の電力で稼動[3]、ゆえに性能はバーストモードより若干落ちる。過去編のプロトイクサはこのセーブモードのみで活動する。
必殺技は『ブロウクン・ファング』。イクサベルトにナックルフエッスルをリードさせることで、『イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ』の電子コールと共に発動、イクサナックルに全エネルギーを一点集中させ、敵を殴って粉砕する。またエネルギーは弾丸のように遠距離に向けて放つことも可能。バーストモードでも使用できるが、バーストモードとイクサカリバーが未装備の過去編で主に使われる。
バーストモード
22年間のバージョンアップにより実装された、クロスシールドを開き100%の電力で稼動する第2形態。このモードにチェンジする際風圧が発生し、近くの敵を吹き飛ばす事もある。システムの全機能を発揮できるが、スーツや内蔵コンピュータへの負荷が大きいため30分以上の連続運用ができない。
必殺技は『イクサ・ジャッジメント』。イクサベルトにカリバーフエッスルをリードさせることで、『イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・アッ・プ』の電子コールと共に発動、イクサエンジンを最大稼動させ、光をまとったイクサカリバーで敵を一刀両断する。この時イクサエンジンの最大稼動によって、胸部に「太陽の紋章」が真っ赤に浮かび上がり、背景には燃え盛る太陽が輝く[3]。過去編においては、イクサエンジンの最大稼働が危険な上にイクサカリバーが未装備であるため使用しない。ライジングイクサでも使用可能。
ライジングイクサ
イクサシステムが「Ver.XI」に移行することで変身可能となった、イクサの強化形態。基本カラーは青。イクサの口部分からイクサライザーを取り外し、コンソールのキーを「1→9→3」の順に押すことで「ラ・イ・ジ・ン・グ」の電子コールが発声、通話ボタンを押すとともにイクサの装甲が弾け飛び、変身が完了する。
胸部のイクサエンジンの出力を抑制していた装甲を展開し、システムのプロテクトを解除することでイクサエンジンを常に100%の出力で稼働することが可能となり、以前のイクサを遥かに超える戦闘能力を発揮する[3]。イクサライザーを専用武器として使うほか、これまでの武器であるイクサカリバーやイクサナックルも使用可能。
必殺技は『ファイナルライジングブラスト』。イクサライザーのグリップからライザーフエッスルを取り外し、イクサベルトにリードさせることで発動する必殺技。最大稼働したイクサエンジンのエネルギーをイクサライザーへと集中させ、通常の数十倍もの威力を誇る強力なエネルギー波を発射する。威力とともに反動も極めて強い。ライザー内のエネルギーを大量に消費するため、エネルギーフルでも連続使用は3回までが限界[3]

イクサ専用武器(イクサアームズ)

イクサナックル
イクサシステム装着者をイクサに変身させるジェネレーター発動キーにして、装着者のバイタルやスーツの状況を管理し、戦闘時にはアドバイスを与える[3]非人間型サポートロボット。22年間を通じてバージョンアップが行われている。装着者がを掌に当てることで、『レ・ディ・ー』という電子コールが流れ、イクサベルトに装着することで『フィ・ス・ト・オ・ン』の電子コールとともに装着者をイクサへと変身させる。
戦闘時には右手に装着することで、打ち込んだ相手に5億ボルトもの瞬間電圧を流入させる電磁ナックルウエポンともなる[3]。また変身の有無を問わず、強力な電磁ショックを発生させて目標のファンガイアにダメージを与えたり、電子機器を使用不能にしたりする事も可能。
イクサベルト
イクサナックルとともに、装着者をイクサに変身させるベルト型ジェネレーター発動キー。バックル部にはエネルギー増幅装置であるイクサジェネレーターと、各種フエッスルを差し込むことによってフエッスルにプログラムされた情報を読み取るフエッスルリーダーが搭載されている。
フエッスル
イクサベルト両サイドのフエッスロットに装備された召喚・覚醒笛型電子キー。7種類存在し、イクサベルトのバックル部に搭載されたフエッスルリーダーに差し込むことにより、それぞれにプログラムされた情報をリードし様々な効力を発揮する。
ナックルフエッスル
イクサの全エネルギーをイクサナックルに一点集中させ、ブロウクン・ファングを発動する銀色のフエッスル。
カリバーフエッスル
イクサの全エネルギーをイクサカリバーに一点集中させ、イクサ・ジャッジメントを発動する金色のフエッスル。
パワードフエッスル
パワードイクサーを召喚する白いフエッスル。
フェイクフエッスル
キバの持つフエッスルを科学的解釈でトレースしたフエッスル。キバのフエッスルと似た周波数の音を出し、本来はキバの武器であるモンスターアームズを自らの下に召喚する。スロットにはガルル・バッシャー・ドッガの3種類のフェイクフエッスルが装備されているが、劇中ではガルルフェイクのみを使用。
ライザーフエッスル
ライジングイクサの全エネルギーをイクサライザーに集中させ、ファイナルライジングブラストを発動する青色のフエッスル。イクサライザーのグリップ部に装着することで、ライザーを武器として使用するためのプロテクト解除キーでもある。
イクサカリバー
イクサ専用の遠距離・近接両用武器。通常時は銃型のガンモードであり、内包エネルギーの数%にファンガイアが苦手とする純銀物質を含んだ光弾・シルバーバレットを120発まで発射する[3]。: ガンモードのマガジン部をグリップ部に収納することで、中心部から赤いブレードが伸び剣型のカリバーモードに移行する。
イクサリオン
  • 走行速度:753km/h
  • ベース車種:ホンダ・CBR1000RR
「素晴らしき青空の会」が製作したイクサ専用のハイパーモーターサイクルで、「戦獅子」の異名を持つ[3]。スーパーニトロメタンという合成燃料を動力とする次世代エンジン・ガーディアンエンジンによって稼動する[3]。その他にも現代の二輪技術の頂点が全て搭載されており、そのスペックはマシンキバーをも上回る[3]
イクサライザー
ライジングイクサへの強化変身用アームズ。イクサが「Ver.XI」へと以降するに伴い、口部分が換装された。通常時は携帯電話型であるが、変形させてグリップ部にライザーフエッスルを差し込むことで、アームズとして使用可能となる。各機能の発動はコーリングコンソールに並ぶキーによって決定され、数字の組み合わせによって機能を選択し、その後通話ボタンを押すことで決定実行する。
通常時のガンモードではエネルギー光弾を発射する他、コンソールのキーを押すことでシングル、バーストモードへの切り替えも可能。またコンソールのキーを「5→6→7→8」の順に押してトリガーを引き、ディスプレイ部分を手前に90°折り曲げることで、スカウターモードへと変形させ、敵の追尾なども出来る。
パワードイクサー
「素晴らしき青空の会」が開発した、イクサ専用のドラゴン型巨大重機。基本設計者はイクサと同じく麻生茜であり、彼女の死によって開発が一時期凍結されていたが1998年から開発を再開、2008年のサバト戦にてロールアウトされた[3]。『パ・ワ・ー・ド・イ・ク・サ・ー』の電子コールと共にパワードフエッスルで呼び出すことができる。操縦はコックピットにおいて、イクサナックルを起動キー・操縦桿として行う。
ドラゴンの尾にあたる部分に設置されたコンテナには、ミッションに応じたユニットを内包できる多用途マルチポッド・イクサポッドが搭載されており、ドラゴンの首を模したアームによって投擲し、攻撃することができる。また、このアームにイクサ自身が乗り込み、放り出された勢いからキック攻撃へ移行するという連携技もある。キャッスルドランより比較的小さいため、小回りが効き高い機動力を有する。キャッスルドランとドッキングすることで、共同攻撃を行うことも可能。

仮面ライダーサガ

登太牙がサガの鎧をまとった姿。モチーフはヘビで、基本カラーはサガークが太牙の腰に取り付くことで太牙に秘められた魔皇力を活性化させ、変身用キー兼汎用武器・ジャコーダーをバックル右側のジャコーダースロットにインサートする事でサガークに変身の意思を伝え、変身が完了する。

サガの鎧はキバの鎧以前に作られたものであり、魔皇石による装着者自身の魔皇力増大と、専用ツールを用いて人工モンスターに意思を伝えることで変身を完了するというメカニカルな側面を併せ持つ[3]。専用武器はジャコーダー1つ、所持するフエッスルも1つだけと武装は必要最低限のみだが、胸部にはめ込まれた漆黒の魔皇石によって、キバ・エンペラーフォームに匹敵する潜在能力を持つ。ジャコーダーロッドによるスピーディーなフェンシングスタイルと、ジャコーダービュートで標的を捕縛し叩きつけるパワフルな戦法を使い分け戦う。 必殺技は『スネーキングデスブレイク』。サガークが「ウェイクアップ」のコールとともにウェイクアップフエッスルを吹くことで発動する。ジャコーダービュートに魔皇力を注入、長く伸ばしたビュートで刺し貫いた標的を吊るし、指でビュートをなぞるとともに増幅魔皇力を送り込み粉砕する。上空に皇帝の紋章を出現させ、それにビュートを通して縛った敵を宙吊りにする方式と、貫いた標的をそのまま背負って締め上げる方式の2パターンが存在する。

サガのアイテム・武器

サガーク
ファンガイアの王を守護するために作られた、ヘビ型人工モンスター。モチーフはヘビだが典型的な細長い姿ではなく、円盤の様に潰れたデフォルメとなっており、移動の際は空中を自在に飛行する。太牙の幼少時より彼の傍にいる。人間には理解できない古代のファンガイア語を喋る。
太牙の腰に取り付くことで8本の足・シルヴァテンタクルにより適格者かどうかを認識、テンタクルからベルト部・ホールディングベルトを伸ばすことでベルト状へと変形し、秘められた魔皇力を覚醒させる[3]。そしてバックルとなった頭部の右側部に設けられたジャコーダースロットにジャコーダーを差し込むことで変身の意思が伝わり、太牙を仮面ライダーサガに変身させる。変身後は手を触れることで、サガとの意思疎通が可能となっている。
ジャコーダー
サガークにインサートすることで変身の意思を伝える変身用キーにして、サガ専用のリコーダー型汎用武器。元々はその形どおりに、力を増幅させる音を奏でる笛の機能を持っていたが、魔皇力の暴発を防ぐために笛の機能のみがウェイクアップフエッスルとして分離され、これがキバのフエッスルの元となった[3]。すなわち「プロトタイプのフエッスル」である。ロッド剣状のジャコーダーロッド、鞭状のジャコーダービュートの2種類の形状をとる。直接攻撃の他にも、魔皇力を電撃のように走らせ攻撃に使うことが可能。
ウェイクアップフエッスル
サガが持つ唯一のフエッスル。サガークに吹かせることによってサガの魔皇力を全解放させ、必殺技・スネーキングデスブレイクを発動させる白いフエッスル。

サガの使役モンスター

ククルカン
太牙が使役する巨大なコブラに似たモンスター。キャッスルドランなどと違いフエッスルを用いた召喚は行われず、サガに変身しなくても自在に呼び出すことができる。空中を自在に飛行し、頭部から連射する光球によって標的を焼き尽くす。
モチーフはマヤ神話の蛇の神「ククルカン」。
マザーサガーク
太牙が使役する巨大なサガーク。周りには同じ姿をした小型の個体が多数存在する。

仮面ライダーダークキバ

ファンガイア族が作り出した最強のキバの鎧を纏った戦士。渡が所持する「黄金のキバ」とは似て非なるものであり、「闇のキバ」と呼称されている。モチーフはヴァンパイア。基本カラーは。キバットバットII世が適格者の腕を噛むことでアクティブフォースを注入、魔皇力を活性化させることにより変身する。

外観・機構はキバ・エンペラーフォームとほぼ同様だが、胸部の三つの巨大魔皇石はキバのものより純度が高く、キバットII世の魔皇力制御技術がIII世を上回るため、エンペラーフォームを遥かに凌ぐ戦闘能力を持つ。単純な力のみでなく、自身の魔皇力を緑色の波動として放出し、黒いキバの紋章のように集中し自在に操ることで対象を攻撃・拘束するなど、魔術めいた技も備える。反面装着者へのキックバックもキバ以上に大きく、資質のない者がこれを装着して変身した場合は、瞬時に装着者の死を招く[3]

過去編ではキングが変身。「人類を破滅へと追いやろうとした」と伝えられているが、詳細は定かではない。現代編では太牙が継承するはずとなっているが、キバの鎧を与える資格を持っていた真夜が太牙に引き渡しておらず、装着者が現れぬまま真夜の手中にある。

ダークキバのアイテム・武器

ダークキバットベルト
キバットII世の「止まり木」となるベルト。カラーリングが黒であること以外は、キバのキバットベルトと同様の機構を持つ。
フエッスル
ダークキバットベルト両サイドのフエッスロットに装備された召喚・覚醒笛。6種類存在し、キバットII世が吹くことでその種類ごとに様々な効