全国高等学校野球選手権大会
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全国高等学校野球選手権大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、朝日新聞社と日本高等学校野球連盟の主催で、毎年8月に約2週間の日程で兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる日本の高校野球大会。
5年に1度(下1桁が0と5の回)は記念大会として実施されている。優勝旗の色は深紅で、「深紅の大優勝旗」と呼ばれる。大会の通称は「夏の(高校野球)大会」、「夏の甲子園」、「高校野球」、「夏の選手権」または単に「甲子園」。
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[編集] 概要
代表校は原則として各府県1校ずつ、北海道は南北海道・北北海道で2つに分けた2校、東京都は東東京・西東京で2つに分けた2校の合計49校。6月中旬から7月下旬にかけて行う地方大会で勝ちあがった学校が出場できる。大会は地方大会、全国大会ともにすべてノックアウトトーナメントで開催される。1977年までは学校数の少ない府県は2つで1つの代表を選出していた。
全国高等学校野球選手権地方大会および 消滅した全国高等学校野球選手権地方大会の一覧も参照
1敗も許されないトーナメント方式の予選を勝ち抜くことは非常に厳しい。また、全国の参加校は現在約4000校以上ある。都道府県別では250校以上出場の北海道と東京都で2校を出す他は、50校未満(例:福井県・鳥取県)の小地区でも、150校以上(例:埼玉県・千葉県)の大地区でも1校だけで、特に大阪府・神奈川県・愛知県・兵庫県の地方大会は非常に狭き門となっている。1998年の80回記念大会では、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県が2校に拡大された。第90回記念大会も拡大される[1]。現在では大都市圏から地方の高校へ野球留学も多い為、「人口が多い神奈川県・大阪府・愛知県・埼玉県・兵庫県・千葉県・福岡県は出場枠を2校にすべき」との声もある。また出場校数が49と奇数であるため1校だけ組み合わせの時点で対戦校が決定しない学校があり勝率は極めて低い。(この学校を「しんがり登場校」「49校目」と呼び開幕戦勝者と対戦になる)その為公平さを保つ為に出場校数を偶数にすべきという声も多い。
北海道は石狩支庁、後志支庁、檜山支庁、渡島支庁、日高支庁、胆振支庁を南北海道、宗谷支庁、網走支庁、根室支庁、釧路支庁、十勝支庁、上川支庁、空知支庁を北北海道としている。
地方大会の基本的なルールは選抜高等学校野球大会と同じく、開催年度の公認野球規則、アマチュア野球内規、高校野球特別規則に則って行われる。地方大会では得点差によるコールドゲーム制度が実施されている(但し、決勝戦については適用されない)。
組み合わせ抽選は、大会直前に行われる組み合わせ抽選会でまず1~3回戦の組み合わせを決定(併せて選手宣誓者も決定される)し、準々決勝と準決勝以降はその都度甲子園球場で決定される。シード制はなく、初戦で注目校同士の対戦になる事もある。当初は、選抜高等学校野球大会同様に一度の抽選で決勝戦までの対戦を決めていたが、1958年第40回、1963年第45回は記念大会として1県1代表制を採り、出場校が増えたため現行と同様に、まず1~3回戦の組み合わせを決定し、準々決勝と準決勝以降はその都度甲子園球場で決定される方式を採った。その後1県1代表制となった1968年第50回、1973年第55回の記念大会と1978年第60回以降1994年第76回までは初戦=1回戦、2回戦の一部=が大会直前に決定し、その後の組み合わせは随時甲子園で抽選して決定していたが、阪神・淡路大震災に因る交通障害、或いは選手の健康管理上試合スケジュールの均一化を図ることから1995年第77回から再びこの方式に戻された(この時1日4試合日の開始時刻も30分繰り下げられ8:30開始となった)。嘗ての一発抽選の時代は隣接県同士が初戦で対戦することも珍しくなかったが、1県1代表制となってからは、隣接県同士の対戦を避けるため、東海・北陸を境に東西対決の形で抽選する形が長く続いた。しかしその為逆に東海・北陸・近畿の隣接県同士が初戦でぶつかる弊害が散見したため2007年第89回からは東西対決方式を廃止した。
準々決勝は第84回(2002年)までは1日4試合を一括開催したが、第85回(2003年)から選手の健康管理を考えて1日2試合ずつの2日間開催に変更した。雨天中止による日程遅延が3日間以上続いた場合は日程消化の関係で4試合を一括開催する。この関係で長年8月8日にほぼ固定されていた開幕日が1 - 2日程度前倒しして行われるようになった。
3年生部員にとってこの大会で負けると高校野球生活が終わるという意味をこめて、夏が終わると表現する[2]。負けたチームが甲子園の土を持ち帰る光景が恒例となっており、伝統である[3]。
大会歌は第29回(1947年)までは山田耕筰作曲、陸軍戸山学校合唱団が歌いポリドールより発売された『全国中等学校優勝野球大会の歌』。「いさおし、撃ちてし止まん」等、文語体で詞が統一されている。選抜高等学校野球大会の大会歌は『全国選抜中等学校野球大会の歌』であって作曲者、歌唱者さらにレコードレーベルが同じだったが、曲調と詞は、合間に手拍子が挿入されているなど、『全国中等学校優勝野球大会の歌』とは全く異なっていた[4]。
『栄冠は君に輝く』は山田耕筰に心酔していた古関裕而作曲によるもので「全国高等学校野球大会の歌」の副題が添えられ、伊藤久男とコロムビア男声合唱団によって歌われて、1949年に日本コロムビアからレコードを発売。第30回(1948年)から大会歌となった。春の選抜高校野球と違い、流行歌による入場行進曲の設定はない。
第31回(1949年)から西宮市立西宮高等学校2年生の女子生徒が代表校のプラカードを持つ(プラカードガール)。
日本の電力供給は全国高等学校野球選手権大会をピークに調整を行っている。
様々な感動的なドラマを生み、思いもよらない結末を迎える事から「甲子園には魔物が棲む」と言われている。
毎年8月15日は終戦記念日の為、正午に選手、観客含めて全員で1分間の黙祷を行う(サイレン鳴響も行う)。この時試合は中断する。なお実際はインプレー中(打球が飛んでいる等)のケースを避ける為に正午より少し前からプレーが中断され、この間に場内放送でスタンドの観客にも黙祷への協力を求める。
また、第二次世界大戦中の休止の影響で1946年の大会から現在に至るまで西暦19○○年度に生まれた人が高校3年生になったときの大会の回数(2008年は90回)は第○○回という法則がある。
[編集] 歴史
- 1915年 第1回 全国中等学校優勝野球大会が豊中球場で行われる。
- 1916年 第2回 敗者復活制度が施行される(1917年の第3回まで)。
- 1917年 第3回 会場が鳴尾球場に変更される。
- 1918年 第4回 米騒動の影響で出場校は出揃ったものの中止。
- 1924年 第10回 会場が甲子園球場に変更される。
- 1933年 第19回 準決勝の中京商対明石中の試合が延長25回で決着(中京商が勝利)。中京商は第17回大会から大会史上唯一の3連覇。
- 1940年 第26回 全日本中等学校体育競技総力大会の一部門として開催。この大会を最後に外地の地区予選が消滅。
- 1941年 第27回 太平洋戦争の影響で地区予選の途中で中止(-1945年)。
- 1946年 第28回 全国中等学校野球連盟結成。阪急西宮球場で大会を再開。
- 1947年 第29回 会場が再び甲子園球場になる。
- 1948年 第30回 学制改革により全国高等学校野球選手権大会に名称を変更。
- 1954年 第36回 宮崎県代表の高鍋が出場したのを最後に、当時アメリカ施政下にあった沖縄県以外の空白県が消える。
- 1956年 第38回 初のナイター試合(伊那北対静岡)。
- 1957年 第39回 勝利校の校歌演奏と校旗掲揚が開始される。
- 1958年 第40回 40回記念大会として、全国各都道府県と沖縄(当時アメリカ施政下にあった)の代表を含めた47校で開催。阪急西宮球場と2会場に分かれて開催された。準々決勝の徳島商対魚津は春夏通じて初の規定による引き分け再試合となる。
- 1959年 第41回 北海道代表が南北2代表に分かれる。
- 1960年 第42回 打者用ヘルメットの着用が義務化。
- 1962年 第44回 作新学院高等学校が初の春夏連覇達成。
- 1963年 第45回 45回記念大会として、全国各都道府県(北海道は2代表)と沖縄(当時アメリカ施政下にあった)の代表を含めた48校で開催。このため阪急西宮球場と2会場に分かれて開催された。
- 1965年 第47回 走者に対してもヘルメットの着用が義務化。
- 1968年 第50回 50回記念大会として、全国各都道府県(北海道は2代表)と沖縄(当時アメリカ施政下にあった)の代表を含めた48校で開催。西宮は使用せず、全試合を甲子園で開催した。以後、全ての大会が甲子園で開催されている。
- 1969年 第51回 松山商対三沢の試合が、春夏通じて史上初の決勝戦引き分け再試合。翌日の再試合は松山商が勝利し優勝。
- 1970年~2000年まで、閉会式で国旗・大会旗の降納が決勝進出校の全選手がバックスクリーンの掲揚台に上って行われていた。
- 1972年 第54回 耳付きヘルメットの着用が義務化。
- 1973年 第55回 55回記念大会として、全国各都道府県(北海道は2代表)と沖縄(前年アメリカから日本に返還)の代表を含めた48校で開催。
- 1974年 第56回 金属バットを採用。東京代表が東西2代表に分かれる。
- 1978年 第60回 60回記念大会として、全国各都道府県(北海道、東京は2代表)代表の49校で開催。この大会から88回大会まで、初戦が東西対決になる。
- 1979年 第61回 この大会より、正式に現行の49代表制で開催。箕島が公立高校で唯一の春夏連覇を達成。滋賀県代表の比叡山が勝利を挙げたのを最後に未勝利県が消える。
- 1992年 第74回 高知県代表の明徳義塾が石川県代表の星稜・松井秀喜に5打席連続敬遠を行った。
- 1996年 第78回 松山商が優勝し、春夏を通じ「大正」「昭和」「平成」の3年号連続の優勝を達成。
- 1997年 第79回 この大会より、開会式及び閉会式の司会進行役が選出された現役高校生の男女各1名になる。
- 1998年 第80回 記念大会。埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の各地区を2分割し、55代表校で実施。横浜高校が春夏連覇を達成。松坂大輔が59年ぶりとなる決勝戦でのノーヒットノーランを達成。
- 2003年 第85回 準々決勝を選手の健康負担を理由に「1日2試合ずつ、2日間の日程」で開催。ただし雨天順延が3日続いた為予定を変更し、従来通りの「1日4試合」で開催された。
- 2004年 第86回 南北海道代表の駒大苫小牧が東北・北海道勢として初優勝。
- 2005年 第87回 明徳義塾が発覚した不祥事を理由に出場を辞退し、高知が代替出場。駒大苫小牧が史上6校目(学制改革後では初)の2連覇を達成。
- 2006年 第88回 駒大苫小牧対早稲田実業の試合が大会史上2度目(延長15回引き分け再試合制度になってからは初)の決勝戦引き分け再試合。翌日の再試合は早稲田実が勝利し優勝。山形代表(日大山形)のベスト8入りにより、47都道府県の代表校全てがベスト8以上を記録。
- 2007年 第89回 60回大会以降定着していた組み合わせ抽選における東西対決方式を廃止。また、春の大会同様にダートサークルが追加。決勝戦の佐賀北対広陵の試合における、8回裏のストライク・ボールの判定に対し、広陵の監督・中井哲之が試合後にメディアを前に苦言を呈したが、後日日本高野連会長から口頭での注意を受け、謝罪の意を表明した。監督が、メディアの前で審判の判定に苦言を呈したのは、極めて異例なことであった。決勝戦の球審を務めた桂等は、件の判定に対して、「あれ(問題となった一球)は低かった(即ち、ボール球であった)」と説明している。なお、広陵の選手が審判の判定を批判した事実は一切なく、佐賀北も含めた両校の選手とは、何らの関係もない問題である。
- 2008年 第90回 開催日が当初8月8日開幕となっていたが、北京オリンピックの開催期間に重なったため、会期を史上最速の8月2日開催にすることと、記念大会により出場校は80回と同様に埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の各地区は2分割、史上最多タイの55代表校で実施され、スケジュールの都合上、出場55校が大阪に集結した抽選会は省略され、地方代表決定戦終了後に組み合わせ抽選が行われた。
[編集] 夏の高校野球に関する様々なエピソード
[編集] 第1試合の基本的な開始時間
- 4試合開催日 8:30(かつて1994年の第76回大会までは、8:00開始だった)
- 3試合開催日 9:30(春の甲子園大会では9:00開始)
- 2試合開催日(主として準々決勝、準決勝) 11:00
- 1試合開催日(主として決勝) 12:30、ないしは13:00
- 2試合以上開催する場合、「試合時間は2時間・その後のグラウンド整備と次の試合の練習に30分」と想定され新聞の組み合わせ発表では4試合日の場合「(1)8:30、(2)11:00、(3)13:30、(4)16:00」とそれぞれ掲載されているが、あくまでも目安であり、実際には前の試合終了から数えて30分後に次を行う。(早く終了した場合は新聞等発表の時刻より繰り上げられる場合もある)なおかつて、上掲例では「(1)8:00、(2)10:20、(3)12:40、(4)15:00」を目安として、前の試合終了から20分後に次の試合を行っていた。
[編集] 各種記録
高校野球全国大会の記録一覧を参照。
[編集] 決勝進出校のその後
[編集] 優勝校
- 選手権で優勝した学校が春の甲子園に出場できなかったのは、現時点では2007年の佐賀北(春は出場せず)が最後。
[編集] 準優勝校
- 選手権で準優勝した学校が春の甲子園に出場できなかったのは、現時点では2007年の広陵(春は出場せず)が最後。
[編集] テレビ・ラジオ中継
全国高等学校野球選手権地方大会内の各都道府県の項や、中継を行う各放送局の項も参照。
[編集] NHKでの中継
- 1954年からNHK(日本放送協会)がテレビによる中継を始めた。1974年までは総合テレビのみで18時00分まで中継するというスタイルであったが、1974年第56回大会で準々決勝の東海大学附属相模高等学校対鹿児島実業高等学校戦が延長戦に突入、放送時間を延長したものの、18時45分で各地域のローカルニュースを放送するため、テレビ中継を終了した。
するとその直後からNHKに対して視聴者から中継打ち切りに対する抗議が殺到し、ローカルニュースとそれに続く『7時のニュース』終了後に中継を再開した。
これを受けて、NHK(日本放送協会)は翌年の第57回大会から現在のように総合テレビと教育テレビのリレー方式で完全生中継を行うようになった(総合テレビはニュースや12時台の全国定時放送枠、全国戦没者追悼式、国会開会時は国会中継による中断があるため)。地上デジタル放送でも同様にリレー方式をとるため、マルチ編成は行わないが、イベントリレー機能を利用してリレー時の案内を実施している。
なお、2008年8月9日以後は北京オリンピックの競技が日中から夜間に行われ、それらが総合テレビで集中編成されることから、一部の試合を除き終日教育テレビで放送されることもある。(このようなケースは1984年ロサンゼルス大会と2004年アテネ大会の時にもあった)
- 衛星第2テレビでは以前はほぼ完全に近い形で放送していたが、現在は開会式、準々決勝、準決勝、決勝、閉会式のみの放送となる(小笠原諸島、沖縄県大東島地方の地上波テレビの衛星再送信中継局ができるまでは、東・西東京代表と沖縄県代表出場校の試合も放送されていた)。海外向けのNHKワールド・プレミアム(準決勝、決勝・閉会式 2006年度以降の準決勝、決勝・閉会式は録画による時差放送)やNHKワールド・ラジオ日本(決勝・閉会式のみ ラジオ第1放送(2008年大会はFM放送)と同時放送。2008年大会以降は東南アジアとアジア大陸地域のみ放送。)でも放送される(海外向けの放送は春の選抜大会と同様である)。
デジタル総合デレビ・デジタル教育テレビではハイビジョン映像で放送されるが、アナログ総合テレビ・アナログ教育テレビ・衛星第2テレビ(アナログ・デジタル)とNHKワールド・プレミアムでは4:3の映像で放送される。尚、衛星第2テレビのデジタル放送は、2008年春の選抜大会では16:9(標準画質)の映像での放送を実施している
- 基本的な放送時間帯(4試合日の場合、2006年現在)
- 総合テレビ(毎時00分にニュースの放送あり、ただし攻撃中の場合は00分に到達したときの学校の攻撃が終了してからニュースに切り替わる)
- 平日 8:35-11:45、13:05-18:00
- 土曜日 9:00-11:54、13:50-18:00
- 日曜日 10:05-11:54、13:05-18:00
- 教育テレビ
- 平日 11:45-13:05、18:00-最終試合終了まで
- 土曜日 8:30-9:00、11:54-13:50、18:00-最終試合終了まで
- 日曜日 8:35-10:05、11:54-13:05、18:00-最終試合終了まで
- ラジオ第1放送 8:25-11:50(当該試合に地元校が出場する地域のみ12:00まで延長する場合があり、交通情報・気象情報はFMのみ放送される)、12:20(平日)12:15(土・日)-最終試合終了まで(18:50以降も試合が続いている場合、18:50よりニュースを挟んで19:30より試合終了まで中継)[5]
- ※全国戦没者追悼式、国会中継、その他重要な事件などにより、総合テレビ、ラジオ第1放送、衛星第2テレビで中継が出来ない場合は、それぞれ教育テレビ、FM放送(全国戦没者追悼式を除く)、衛星第1テレビ(全国戦没者追悼式を除く)で振り替えて中継する(FM放送は、原則として関西地方と当該試合に地元校が出場する地域のみ。2008年の北京オリンピックに関してはFM放送も全国放送となるが、18:50~19:30に中断ニュースあり。)。震度6以上の地震が発生したり、津波に関する警報・注意報が発表された場合など全国放送すべき非常事態のときは、NHKの全メディアが臨時ニュース(東京・放送センターより全国放送)に切り替わる為、その間中継は中断される。これは地方大会の場合も同様。
- 地方大会の中継
総合テレビでは、各地方大会の決勝戦(一部地域では準々決勝・準決勝も含む)を放送している。特殊な例は以下の通り。
- 関東・中京・近畿広域圏では総合テレビ・教育テレビで地域を分担して決勝戦を中継している。
- 北海道内では、南北海道大会・北北海道大会を準決勝から生中継。両大会とも準決勝・決勝戦は原則全道放送するが、同日に重なった場合はローカル放送となり、札幌・函館・室蘭放送局では南大会を、旭川・帯広・釧路・北見放送局では北大会を中継する。なお、旭川・帯広・釧路・北見放送局では南大会、札幌・函館・室蘭放送局では北大会の試合経過速報も随時伝えている。
ラジオでは、各地の地方大会も生中継している。
- 多くの地区では原則として決勝戦が行われる球場での試合が中継され、その他の球場からは随時試合結果・経過速報を伝えている。
- 関東地区では、東・西東京大会をラジオ第1放送で決勝戦のみ、その他はFM放送で準決勝・決勝を放送する。
- 北海道地方では、ラジオ第1放送とFM放送(ラジオ第1放送が中継できない場合に限る)を使って中継。各地の支部予選は支部代表決定戦のみ道内各局別に放送し、南・北北海道大会は1回戦から全試合を中継。すべてローカル放送であり、札幌・函館・室蘭放送局では南大会を、旭川・帯広・釧路・北見放送局では北大会を中継する。[6]なお、所属が南北海道から北北海道に替わった空知支庁南部(南空知地区)は札幌放送局のエリア内にあり、札幌放送局が南大会を放送するため、北大会の実況放送を聴くことは困難とされていたが、2008年からは南大会、北大会の日程が重複しない限り南大会、北大会とも全道放送を行うこととなった(2008年は7月13日に南大会、7月17日に北大会が開催されるため)。なお、日程が重複した場合はラジオ第1放送とFM放送で分担して放送される。
- その他
[編集] 民放での中継
- ABCは、ラジオは開局翌年の1952年(第34回大会)から、テレビは前身の大阪テレビ放送時代の1957年(第39回大会)から1回戦から決勝まで、生中継を実施している。サンテレビジョンと提携した1985年以降は、土曜日と準々決勝以降を除き、昼の時間帯は近畿圏の独立UHF局とのリレーネットも実施している(CMも通常の全画面ではなく画面隅に追いやって放送)。1995年~2000年の間、BSアナログハイビジョン試験放送(BS-9ch・JO248-BS-HDTV)において中継を行っていた。この名残から2001年からは、BS朝日でも朝日放送との同時放送を行っている(ハイビジョン中継、双方向データ放送あり。CMは通常放送と同じく4:3の標準形式画像で全画面放送し、提供クレジットはCM終了後の後クレのみ表示となり、1本のCMを放送するたびにそのCMを放送したスポンサーのみ表示を行う)。CS放送「スカイ・A」でも生中継終了後、録画で放送される。朝日放送による中継については「全国高校野球選手権大会中継」の項も参照。
- ANN系列では青森朝日放送、岩手朝日テレビ、山形テレビ、テレビ朝日、新潟テレビ21、メ~テレ、山口朝日放送、九州朝日放送、大分朝日放送を除き準決勝まで地元校が出場する試合のみ中継しているが、開会式の一部と決勝については全国中継される。テレビ朝日は長らく準決勝も一部中継(14、15時台=放送時間延長なし)していたが、2005年度を最後に取り止めた(2004年度もアテネオリンピック中継による試合開始時刻変更により放送無し)。
- 関西地方以外の地域で地元代表校出場試合が放送される場合(決勝は除く)、映像はABCテレビからのネットワークを受けるが、実況は地元の放送局が派遣したアナウンサーによる「地元校応援実況」となる。ただし、中継予定時間になっても地元校出場試合が始まっていない場合はABCアナウンサーの実況をそのまま放送する(回線の都合上、前の試合のどちらかの地元局の応援実況が放送されることもある)。
- その他の地域は以下の通り。
- 北海道はANN系列局のHTBで中継されるが、地方大会は南北海道大会(決勝)のみ、全国大会は南北海道代表・北北海道代表の出場試合がともに中継される。
- 茨城県、愛知県、大阪府を除く関東、東海、近畿の各地方大会は独立UHF局で中継されている(開幕戦から放送する地域と日程の途中=概ねベスト16以後の試合を流す地域がありまちまち)。
- 群馬県は、地方大会と本大会を群馬テレビが中継、独立UHF局として唯一地元校応援実況をしている。
- 東東京・西東京大会は、独立UHF局・東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)が中継している。かつては、テレビ朝日も生中継をしていたが、TOKYO MX開局後は中継時間が減り、最後はダイジェスト版を放送するのみとなった(2005年まで)、TOKYO MXは、以前は一回戦から決勝まで放送していたが、現在は開会式(2007年までは開幕戦も含む)と神宮球場での準々決勝以降の試合のみ(日程の都合により東東京の5回戦が中継される場合あり)生中継する。
- 山梨県は、地方大会は決勝のみNNN系列の山梨放送が、2007年まで中継していた。本大会はJNN系列のテレビ山梨が中継している(かつては本大会も山梨放送が中継した)。また、ケーブルテレビ局日本ネットワークサービスが1回戦から決勝戦まで、自主放送チャンネルで中継している。
- 富山県は、地方大会はNNN系列の北日本放送が中継していたが、現在は生中継を行わず夕方にダイジェスト版を放送する。本大会は主催新聞社の朝日新聞社と資本関係があるFNN系列の富山テレビ放送が中継している(全国で唯一FNN系列での放送、かつては本大会も北日本放送が中継した)。
- 福井県はNNN・ANNクロスネット局の福井放送が中継している。本大会は地元代表校が出場する試合もABCの実況を流す。
- 静岡県ではかつて県大会を静岡第一テレビを除く民放3局で中継したことがあった。現在は県大会・本大会とも静岡朝日テレビ(SATV)のみ。
- 和歌山県はWTVテレビ和歌山とWBS和歌山放送が地方大会全試合を生中継。
- 鳥取県は、地方大会はNNN系列の日本海テレビジョン放送が、本大会はJNN系列の山陰放送が中継している。
- 島根県はJNN系列の山陰放送が中継している。
- 徳島県は、地方大会のみNNN系列の四国放送が中継している(かつては本大会も中継した)。
- 高知県はJNN系列のテレビ高知が中継している(かつてはNNN系列の高知放送が中継した)。
- 宮崎県はJNN系列の宮崎放送が中継している(かつてはANN系列でもあるテレビ宮崎が中継したこともある)。
- 沖縄県は琉球朝日放送が1995年に開局するまでJNN系列の琉球放送が中継していたが、一時期FNN系列の沖縄テレビも地方大会の決勝のみ中継したことがあり、NHKも含め当時の県内テレビすべての局が中継したことがあった(ラジオのほうは現在でも地方大会の決勝はAMラジオ局すべての局が放送している。最近までは本大会もそうだった)。
- 岡山県と香川県が放送区域になっている瀬戸内海放送は、岡山・香川の両地方大会と両代表校の試合を放送する。地方大会で、放送対象の試合が同日に実施される場合、一方が生中継され、もう一方は深夜に録画ダイジェストで放送される。
- 茨城県と佐賀県では民放での中継は行っていない[7]。
- 民放ラジオによる地方大会の中継
- 県域民放テレビ局の無い茨城県ではAM局の茨城放送が中継を行っている。
- 県域民放AM局の無い群馬県ではFM局のFMぐんまが中継を行っている。
- かつてはテレビ朝日と関係を持っていた文化放送が東西東京・神奈川・千葉・埼玉県大会の決勝戦を中継していた時期がある。
解説者については高校野球解説者一覧を参照のこと。
[編集] ケーブルテレビでの中継
一部のケーブルテレビでも、都道府県予選大会(主に放送エリア内の球場・学校の試合)を中継している。
[編集] 夏の高校野球の球史に残る試合
- 中京商対明石中延長25回(1933年)
- 魚津対徳島商延長18回引き分け再試合(1958年)
- 掛川西対八代東延長18回引き分け再試合(1964年)
- 三沢対松山商決勝延長18回引き分け再試合(1969年)
- 高松商業対仙台育英延長17回(1978年)
- 逆転のPL(1978年)
- 箕島対星稜延長18回(1979年)
- 松井秀喜5打席連続敬遠(1992年)
- 松山商対熊本工決勝 奇跡のバックホーム(1996年)
- 豊田大谷対宇部商業延長15回サヨナラボーク(1998年)
- PL学園対横浜延長17回(1998年)
- 明徳義塾対横浜6点差逆転試合(1998年)
- 智辯和歌山対帝京壮絶なる死闘(2006年)
- 駒大苫小牧対早稲田実業決勝延長15回引き分け再試合(2006年)
- 宇治山田商業対佐賀北延長15回引き分け再試合(2007年)
[編集] 関連項目
- 全国高等学校野球選手権歴代優勝校
- 全国高等学校野球選手権地方大会
- 消滅した全国高等学校野球選手権地方大会の一覧
- 高校野球
- 選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)
- 全国高校野球選手権大会中継
- 甲子園への道
- 熱闘甲子園
- 死のロード
- 団体専用列車
- 植草貞夫
- 野球実況アナウンサー一覧
- 甲子園の名がつく高校生大会一覧
[編集] 脚注
- ^ 大阪府は南北、他の5県は東西に分けて予選を行った。
- ^ ベスト8に残った場合は国体出場がほぼ確実となるため、これらのチームに所属する選手は必ずしも「高校野球生活が終わる」わけではない。
- ^ 優勝チームも、多くが甲子園の土を持ち帰っている。
- ^ 現在も選手入場の際に使われている『(全国中等野球)大会行進曲』も山田耕筰が作曲した作品であり、第21回(1935年)から使用されているが、富田砕花作詞の歌詞がある。この場合は『全国中等野球大会行進歌』と呼ばれる。
- ^ 現在はテレビと同様に、アナウンサーと解説者の2名で放送しているが、1985年以前は決勝戦を除き、アナウンサー一人で実況中継をおこなっていた。試合進行を淡々と余談をあまり挟まずに実況するため、オールドファンにはアナウンサー単独のラジオ中継を懐かしむ声がある。
- ^ 2007年7月14日と15日は北大会1回戦の中継を全道放送した。15日は台風関連のニュースの臨時編成が組まれていたが、北海道では台風の影響がまったくなかったため12時台の放送枠拡大分を除いて予定通り放送した。準決勝・決勝が全道放送となるケースはよくあるが、1回戦が全道放送となったケースは少ない。
- ^ 茨城県は県域民放テレビ局がないため、CS放送「スカイ・A」で放送している「全国地方大会決勝戦」では、茨城大会の映像は東京ケーブルネットワークが制作したものを使用している。佐賀大会も唯一の民放局サガテレビでは放送されていないので九州東通製作の映像を使ってスカイ・A独自に放送している。
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